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春の畑

 地味な画から失礼致します・・。これはじゃがいもの植え付けの模様です。

コロナ禍中の家庭菜園への関心、リモートへの働き方の変化、移住して農したい!のニーズが高まり、

結果「農地つき空き家」への関心も熱くなっている近年であります。

 当方も、六年ほど前から、近くの家庭菜園用地を借り、小さいながらも土いじりをしております。

少し面倒に思う時もありますが、収穫の瞬間の充足感は何事にも変え難いものがあります。

 そんな、「狭小菜園」の春の様子を今回はお伝えしたいと思います。

信州の畑事情をちょっぴり感じていただければ幸いです。

 遡って3月、畑に人の気配が戻ってくる時期となります。3月下旬から4月上旬にじゃがいもを植え付けるための

土の準備。雪で固くしまった土に、堆肥など入れ空気も含ませ耕し、後1〜2週間後元肥を漉き込み、

さらに2週間後、上の画のように種芋を植えるのです。

今年は、「キタアカリ」「インカのめざめ」

じゃがバター・・・。早く食べたい・・・。

 その頃、前年に全てを収穫せず、数株残した野沢菜・小松菜・白菜などから花芽が伸び様々な「菜花」を収穫できます。

柔らかくほんのり苦い、春の味。ブロッコリーの新芽またまたうんまい。

 その後、長ネギの定植も始まります、最近の流行はもっぱら「松本一本ねぎ」。中信松本の伝統野菜ですが

独特の曲がったシルエットにするには、夏に一回植え替えが必要です。自身は面倒くさがりなので、そのまま冬まで植えっぱなしです・・が、巻も厚く柔らかい中々なものができます。 

 近頃は北信濃の春の訪れが早く、春先の作業も少し汗をかくような気候の時もありますが、晴天のカラッと乾いた空気の中

杏や桃のピンクの花々に見守れながら、迫る夏野菜植え付け時期前の少しまったりゆっくり平和な時間。

当方が一番好きな時間です。

 さてこれから、虫達も雑草達も元気になる夏という季節がやってきますよ!